昨日、盗まれた自転車がもどってきた話を書いたら
自転車ブログを書いているかたのTwitterで盗難例として取り上げていただき
「ちょい借り盗難」という言葉を知った。
私が自転車を盗まれたケースは
駅から遠いところから駅または犯人の自宅付近まで乗って行かれる
ちょい借り盗難に当たるのだそうだ。
「ちょい借り」という言葉はいかにも罪の意識がなさそうで
そこにあるからちょっと借りただけなんだよぉ〜と言い訳に満ち満ちている。
ちょい借り盗難の自転車は即乗り捨てられて
盗難自転車から放置自転車に身分を変える。
放置自転車になると撤去され、仲間の放置自転車とともに各自治体の保管所に置かれる。
それから警察で持ち主を調べて葉書で通知をするという段取りになるらしい。
ちなみに引き取りの際には撤去費用3000円を払わねばならない。
私の自転車は12月9日に上北沢の駅前で撤去されていた。
駅前の放置自転車はわりと頻繁に撤去されるので
3ヶ月も同じところに放置されていたわけではないと思うし
ちょい借りた人がまたちょい借りに遭って、その人がまた...というように
3ヶ月にわたってちょい借りの連鎖が発生し、上北沢まで流れ着いたとは考えにくいので
9月のアタマに盗まれてからしばらくは盗んだ人が乗っていたのだろうか。
そういえば秘湯会副会長が自転車を盗まれたときは
忘れもしない8月31日に近くの公園に放置されていた。
その公園は毎日私が通勤で通っており、前日にはなかったことが証言できるので
返却の意図をもってそこに置いたと解釈できる。
副会長の自転車は184センチの身長に合わせてオーダーメイドしたスポーツ車で
誰でも乗れるわけではないこと、道路から見えない自宅の駐車場に置いてあったこと
盗まれておよそ2ヶ月の盗難期間は大学生の夏休みの時期と重なることなど
いろいろ考え合わせると
こちらはちょっとそこまで乗りたいという「ちょい借り」ではなく
明らかに別の意図を持って盗んでいるように思う。
(しかも不要になったら返却している)
調べてみると自転車を盗む動機は8パターンに分類できるようだが
こういうどのパターンにもあてはめにくい盗難もある。
ちなみに「ちょい借り盗難」は悪ガキや酔っぱらいが足がわりに盗むので
これならいいだろうと思うキタナイ自転車が狙われると書いてあった。
確かに私の盗まれた自転車は汚れてはいないがかなり古い(さ)