昨日までは「日曜の正午で終わるのでその瞬間を見るのじゃ」と
決心していたのだが、今日になったら案の定忘れていた。
それを教えてくれたのはTwitter仲間のAKIKOさんで
実に本当にアブナイところだった。
あわててテレビを持ち出してスイッチを入れたら
震災にかこつけて「テレビは役に立つ」というような番組をやっていた。
それから秋葉原の様子などが写し出されだが
べつに今日この日に地デジを買おうと殺到する客というようなシーンはなく
たいへん平穏な街の様子だった。
次に天気予報になった。
これはまあ異常な事態を期待するのが無理だろうと思った。
いよいよ正午というときに四角いぬいぐるみが手を振っている画面になり
それからブルーバックに文字が出た(下の写真)
どうもそれだけだった。
カウントダウンもなかったし、
我らのアナログを返せというデモ行進も本当はあったかもしれないが
ニュースにもなっていなかったようだし。
こうしてアナログ放送は終演を迎え、我が家のテレビは単なる重い箱と化した。
そんなわけで私の家にいまテレビはない。
40インチのテレビ(新品)を支援してくれと訴える被災者もいるのに
東京に住んでいてまだ地デジを買っていないことに驚く人もいるのだけれど
別に主義主張があってのことではなく、ただ無精なだけだなので
そのうち買うだろうとは思う。
買うだろうとはおもうけれど、いまはない。
別に困っていない。
困っていることといえば、アナログテレビの処分に困っている。
20年以上昔のテレビなので奥行きがあって重い。
よくまあいままで機能していたものだと思うが
どうせならいつまで持つのか、壊れるまで見ていたかった(さ)