清水の魚屋「魚とし」さんからハエタローにお歳暮が届いた。 説明を繰り返すと、ハエタローは2008年の秋に迷い込んできた猫で 横腹に大きなハゲがあったのでハゲタローと呼んでいた。 目が合っただけでダッシュで逃げるし 庭を通るときも匍匐前進するほどビクビクと怯えていたし ハゲは単に毛が抜けたのではなく、皮ごとむしられたようだと 獣医も言ってたし、なんとなく「虐待」の二文字がアタマに浮かんだ。 しかし、ご飯をあげていたらハゲが治ってきた。 名前はハゲタローからハエタローに変わった。 あきらかに元は飼い猫であることもわかった。 よくしゃべるし、甘えるし、膝に乗るし、段ボールの爪研ぎが大好きだし。 家に入れて三匹めの飼い猫にしようとする作戦は うちの猫どもの猛反対にあって失敗したが 二階の物干しの段ボールハウスでぬくぬくと暮らしていたのだ。 歯肉炎の勃発は確かこの初夏くらいだったと思う。 原因はストレス...ときいて唖然とした。 巨大猫が引っ越してきて追いまわされるのがいかんらしい。 歯肉炎は口のなかの炎症が痛くて食べられなくなる病気で 炎症が喉までひろがると水も飲めない。 いまは3週間ほど効き目のつづくステロイド注射を射っているが ステロイドは麻薬のように常習性があるので持続期間は次第に短くなる。 治らないまま薬が効かなくなったら死ぬしかないので なんとか持続期間を長引かせたいとこちらも必死だ。 魚としさんはそんなハエタローにずいぶんと思い入れてくれ 魚の注文をするときは必ずハエタローの様子を訊ねてくれるのだが このたびはついにお歳暮までいただいてしまった。 ハエタローは前回のステロイド注射から4週間を過ぎたところで さすがに薬はとっくに切れているので食欲もいまいちだし 匂いの強いものでないと食べる気が起きないようだが それでもまだ食べてはいる。 今日は一食めがいただいたばかりのナマリブシ、 次に花カツオをたっぷり混ぜた猫缶を半分くらい。 夜は物干しの段ボールでしょげていたのでササミを出前してあげた。 たぶん痛いのだろうけれど、全く食べられないほど激痛ではないというところか。 寒さがしのげないほど痩せさせてもいけないし さりとてステロイド投与のXデーはなるたけ先にのばしたい。 このあたりが微妙なのだな〜〜(さ) *魚としさま。 ハエタローは今朝も超厚切りのナマリブシをほぐしたものをいただきました。 すでにキャットフードは全滅状態、ササミも残し気味ですが ナマリブシだけは喜んで食べます。
by malt-yu
| 2010-12-20 00:00
| 猫ほか生き物
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Comments(3)
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toureiff1219 at 2010-12-20 12:04
ハエタローという名前の意味が、ようやく^^;わかりました。
先輩ネコたちの了解を得るには、まだまだ時間がかかるのかな~ 痛みがあるのですか? う~ん辛いですね。 ハエタローくん! 君はきりっとした「イケメン」にゃー。 うちの蘭丸は「いいにゃーお歳暮ー」って申しておりましたよ。 がんばれ! ハエタロー!
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みずいろ
at 2010-12-21 00:53
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魚とし
at 2010-12-21 21:07
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ハエタロー、 ファンクラブの一人に入れてもらいます。 我が次女猫の顔がハエタローそっくりなので家族でビックリし、体調がより気がかりです。
これからナマリ節送り届けます、 同じく! 元気になっておくれハエタロー。
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