「あたしらの修業時代はなまり節がオカズでさ、それが楽しみで」
という話を魚屋さんにきいて、俄然なまり節が食べたくなり
猫用に送ってもらったものを少々いただいて煮てみた。
それが上の写真だ。
それからザーサイとタケノコと豚挽肉を炒めて
オイスターソースと醤油と中国胡椒で味をつけてみた(上の写真)
さらに勢いあまって、冷蔵庫に半端に残っている大根と人参と蓮根を
やはり豚挽肉と炒めてから、こちらはダシを足してちょっと煮て
醤油と辛子とターメリックでカレー風味にした。
あとはタラコを煮て、セリのお浸しはダシ醤油にスダチを搾って
まあ、そんなもんでビールでも飲んでおいていただいて
その間に穴子を焼いて鍋の支度をするという寸法だった。
おっと、鰺の酢締めもあった。
ザーサイ炒めや残り野菜の炒め煮はそのまま常備菜になる。
タラコの煮たのも本日ひとくち食べる分くらいは残してあるし
焼いた穴子の尻尾の部分は
昨夜の飲み会の仕上げの雑炊に刻んで入れてしまったが
鯛ちりの鯛のアタマは残してあるので
さて今日はそのアタマと豆腐でもういっぺん鍋にして
最後はうどんを入れようかなどと考えている。
近ごろは猫の介護に追われて大人数の宴会はすっかりできなくなったが
ひとりふたりのお客なら手間もかからないし
それにしてはいろいろ品数をつくっているように見えるだろうけれど
実は常備菜をつくってそれをツマミとして出しているわけなのだ。
それにしても昨夜の客(秋田県人)はよく飲みよく食べた。
ビールを飲み、日本酒を飲み、仕上げの雑炊の後に
チーズとカリカリベーコンでウイスキーとブランデーを飲み
最後の最後に卵とザーサイ炒めを具にした炒飯をひとくち出したら
こいつもキレイに消滅したぞ(さ)