ラジオを志す青年がいるというので帽子の門田さんが連れてきた。
あまり関係ない話題だが、門田さんは数百の帽子を所蔵している。
私は帽子初心者なので所有する帽子は両手にも満たず
しかもどんどん紛失する。
私にとって帽子はほぼ消耗品であり、それを数百も蓄積できるのは奇跡に近い。
その蓄積の理由をお尋ねしたところ、というか紛失しない理由をお尋ねしたところ
「絶対に脱がない」と教えられた。
そりゃそうだ、もっともだと思う。
以前、私は「帽子って脱ぐと絶対に忘れるのよね〜」と言いながら
飲み屋で帽子をかぶったり脱いだりしていて本当に紛失したことがあり
その一件を話すとかなりあきれた顔をされた。
さて、ラジオを志す青年はどうしたものだろう。
いまラジオの制作者や制作会社は過去の遺産でかろうじて食いつないでいるにすぎず
滅亡は時間の問題だからこっちの世界に来ない方がいいよという話しかできない。
しかもこの現実をまともに見据える人が少ないのが問題だ(さ)