この人 の凄さをライブの前にちゃんと書かねばならないのだが
本当にそうなのだが
それを語るのは、けっこうむづかしく
それというのも、窓を閉めたら窓が閉まるように
鍵をかけたら鍵が閉まるように
この人はごくごく自然にやっているのであって
私もそれに関しては、技術とも思わず上手下手も思わずに
自然に受け入れてしまうのだが
もしかしたら、それはけっこう凄いかもと近ごろになって気づいた。
いや、細かいところを言えば下手なのかもしれない。
語尾の消えかたや滑舌や、もろもろを思うと
もしかしたらやはり下手といえるのかもしれない。
しかし、この人の存在感というものがいつの場合も重大にあって
その説得力ですべてを解消しているような気がする。
この人の読みはざらっとしている。
「ざら」は声であり、「ざら」は砂のような乾いた情感であり
諦念のような生活感でもある。
控えめにやっていることが、かえって存在感を際立たせている。
この人をはじめて見たのは大阪の小屋で
次に見たのは青山円形劇場だったのだけれど
その青山円形劇場は確か「オロチ」という芝居で
なにしろ劇団新感線なのでみんな笑っていたけれど、私はなぜか泣いていた。
高田聖子 を迎えて、
Tokyo Copywriters' Street LIVE をできることが
いま、私はとてもうれしい(さ)
(それにしても、大阪で元気ですかね、聖子ちゃん)
*ライブの案内はこちらです
http://www.01-radio.com/guild/