黒部を連載中なのだが、ちょっとした事件が起こった。
京都の松茸さまが到来したのだ。
松茸さまは実は時間勝負の食材で、来たら即食べなければならない。
ともかく独り占めは罰が当たる。
秘湯会の会長と副会長、ゲスト会員向井潤一を招集した。
今日の今日だというのに全員の都合がついた。
次に松茸を持ち込んで料理してもらえる店を予約した。
夜になって電話をしたのでは間に合わない。
そうだ、あの店ならランチタイムに開けている。
11時半、電話をかけて夜の予約を入れた。
「19時半に4名でお願いします」
こうして午前中に手配を終えて
夜はめでたく土瓶蒸しなどをいただくことができた。
ところで、口福という言葉があるが口運もあるのではないだろうか。
松茸さま到来の夜に、なぜみんな集まれるんだろう?
「はずせない打ち合わせ」とか
「撮影」とか「録音」とか、どうしようもなく拘束される仕事が
なぜ入っていないんだろう?
ちなみに一日違っていたら会長は送別会、ゲスト会員は社員旅行だった。
記録を調べてみると、
去年も同じメンバーで京都の松茸を食っていた。
他は知らねど、食に関しては運のいいメンバーではあった(さ)