あまりに鮮やかな緑色なので
「ナツハゼの枝にビニールの紐の切れ端がひっかかっている」と
思い込んで近寄ったのだった。はたき落としたら芋虫だった。
あやうく素手で触るところだったが、
ゴキブリ事件以来、強まった警戒心のおかげで助かったのだ。
私の庭にはタテハ蝶がよく産卵にやってくるので
黒のオレンジ色の毛虫はよく見かける。
スミレの葉を食い尽くすのはタテハ(たぶんツマグロヒョウモン)の毛虫だ。
うちにあるスミレくらいでは毛虫の食欲をまかなえないし
まかなえなければ蛹の前に死んでしまうと思うので
庭をウロウロと低空飛行しているツマグロヒョウモンを見かけると
追い払うようにしている。
それでも、その場しのぎの産卵をする蝶がいて
毎年のように黒とオレンジの毛虫があらわれるのだ。
それにしても、この緑の巨大な芋虫は誰だろう。
蝶なのか蛾なのか、それすらもわからない。
柚子の木にいるのならアゲハだと思うけれど
柚子ではなくナツハゼだった。
幼虫図鑑というものがネットにあったので調べようとしたが
あまりに多くの毛虫と芋虫の写真が載っており
見ていて気持悪くなったのでさがすのをやめた(さ)