猫はだいたい医者が嫌いだ。
連れて行こうとしてもなかなかバスケットに入らない。
あの手この手でなんとか押し込んで連れて行く。
道中は文句を言いっぱなしだが
到着したとたんにフリーズする。
日頃はふわふわしている毛の手触りがゴワッとする。
カラダがひとまわり小さくなる。
ヒゲが下に垂れ下がっている。
鼻の頭が真っ赤になっている。
おそらくすべての粘膜が充血しているに違いない。
すでにして緊張の余り病人状態である(写真)
こんな状態で腎臓や肝臓の数値を調べて役に立つのかと思うが
それでも調べておかないといかんのだ。
我が賢猫はここ2年余りで体重が2.5kgも減っている。
しかし、去年の検査も異常なしだった。
今年の検査は、肝臓の数値が上がっているが
まだ治療が必要な段階でもなく、腎臓は去年と同じ。
相変わらず体重が減る原因がわからない。
賢猫本人も別に具合が悪い様子もなく
食べるし寝るし、元気に文句も言うし、好奇心も強い。
痩せる原因がわからないので、医者が首をかしげる。
「トシを取って体質が変わったのかな〜...」
さらに言う。
「僕、うらやましいです。」
確かに先生は去年よりも横幅が拡大しておられた。
来週は賢猫のセカンド獣医さんの往診がある。
こちらはバイオレゾナンスという方法で検査をする。
1ヶ月に1度の往診で検査をしているがこちらも異常がない。
賢猫の痩せる原因がわからない。
もしかして、本当にトシなのかしら(さ)