写真は梅の木だが、苔は生えるしキノコは生えるし
いや待てよ、このキノコ状のものは
真のキノコか地衣類かがよくわからない。
そもそも写真で見る限り、この被写体は
樹木だか菌類だか苔類だか地衣類だかよくわからない。
まあ、地衣類は菌類と藻類が合体したものでもあり
庭で大事にしているスギゴケなどとは種族が違うのだが
このへんは紛らわしく、またややこしい。
いずれにしろ共通することは湿気が好きということだ。
湿気が多いから元気に生えてくるのだ。
この一週間、湿度は70%を切ったことがない。
いや、それを言うならば7月を湿度だけで見ると
60%以下だった日が3日、逆に80%を越えた日が5日、
そりゃあキノコも苔も生えるだろう。
人間にだって生えそうだ。
今日、チュニジアの南部のことを調べていたら
南部はほぼサハラ砂漠であって
夏の気温50℃、湿度25%の記録があった。
こういうところでは苔もキノコも生えないのではないかと思うが
オアシスにはナツメヤシが生え、ザクロやイチジクが実り
水中にはカエルもメダカのような魚もいる。
砂漠の山岳部はかつて海であり
もう一度海にもどりたいのだろうか、
砂漠の山だというのに40年前は大洪水で村が沈んで廃墟になった。
好むと好まざるとにかかわらず
まんべんなく水の恩恵を受けるのが湿気であるならば
砂漠は思い切り水陸が分離した状態なのだろうか。
まあ、気合いを入れて洪水を起こしてくれるよりは
だらだらと苔やキノコを生やしてくれている方が
穏やかなのかもしれないが、それにしても鬱陶しいぞ(さ)