写真のビルの下にはJRの電車が走っている。
JRは非常ベルが鳴ると停止しなければならないらしい。
たとえば、ビルの火災報知器はたまに間違えて鳴るが
間違いでも何でもJRは止まる。
そも間違いか本物か最初はわからない。
弊社が入居している極小ビルの非常ベルはときどき鳴るが
ときどき鳴るせいか、鳴っても誰もあわてない。
誰も外を見ない。誰も退避しない。JRと同じだ。
このビルには灰皿がない。
少なくとも私は見なかった。
このビルにオフィスのある広告会社に行ってきたが
そこも当然ながら禁煙で、
しかし一カ所だけ小さな喫煙部屋があるという。
そこにはこんな張り紙があるそうだ。
1分700万円
煙で火災報知器が鳴って電車が止まったら
1分につき700万円の罰金だと告げているのである。
大勢が一斉にスパスパ吸ったら700万円払うことになるのだろうか。
スリリングである。緊張感が満ち満ちている。
しかし、非常ベルが鳴ったら通常は退避するものではないのか。
JRはなぜ止まるのだろう。
とっとと隣の駅に逃げた方が良くないか。
スリルと緊張に疑問まで加わってますます喫煙量が増えそうだ。
報知器が鳴ったらどうしよう。
その前に打ち合わせの場所を変えようか(さ)